メディカルダイエットとは
薬や医療施術を活用した医療ダイエット
メディカルダイエット(医療ダイエット)とは、薬や医療施術などを活用して体質を改善し、痩身効果を得ることを目的としたダイエット法です。 ハードな食事制限や運動を行わなくても、自然に食欲を抑えてダイエット効果を高めていきます。
これまで自己流のダイエットで成果があがらず辛い思いをされてきた方、またコロナ禍において肥満傾向にある患者さんは、メディカルダイエットをご検討ください。医師監修のもと、いつも通りの生活にこれらをプラスするだけで、体に負担をかけることなく健康のまま痩身効果を得ることができます。
これまでは「オゼンピック」などのGLP-1受容体作動薬が主流でしたが、いずれも注射を使って体内に投与する必要があり、抵抗のある患者さんも少なくありませんでした。
当院では、2020年6月に国内で承認された内服薬「リベルサス」の導入も開始し、内服薬として安全なメディカルダイエットをご案内しております。
GLP-1(痩せホルモン)とは
リベサスやオゼンピックは、GLP-1受容体作動薬の一種。「GLP-1」は、インスリンの分泌を促す働きを持ったホルモンの1つで、「痩せホルモン」ともよばれます。
本来、健康な方の体内では、食事をした際に小腸からこのホルモンが分泌され、脳に「お腹がいっぱいである」という信号を送るようになっています。そのため、過度に食べてしまうことを抑えることができるのです。
しかし、このGLP-1ホルモンの分泌量には個人差があります。分泌量が多い方は、いわゆる「痩せやすい体質」の方です。一方でGLP-1ホルモンの分泌量が少ない方は、このホルモンの影響を受けて「太りやすい体質」になります。
GLP-1ホルモンには、胃酸分泌や腸の働きを低下させる効果もあり、食べ物の消化に時間がかかることで、お腹が満腹な状態が長く続き、食欲を低下させる効果も期待できます。さらに、膵臓に作用して血糖値を正常にコントロールする効果も期待できます。
そのため、肥満症と診断された方がこのGLP-1受容体作動薬を使用すれば、自然に食欲を抑えることができて、痩せやすい体質へと改善することができるのです。
診療のながれ
まずは問診、カウンセリングから
通常の診療通り、まずはご来院していただき、問診やカウンセリングを実施します。
お身体の状態を確認させていただき、治療方針を決定していきます。
リベルサスの服用方法
リベルサスの内服について、空腹時(1日の最初の食事の前に)に服用してください。
服用後、飲み物を飲んだり、食べ物を食べたり、他の薬を内服するのは30分経過してからにしてください。
リベルサス内服薬の代表的な副作用
リベルサスは、下痢・便秘・胃のムカつき・お腹のハリといった「胃腸症状」の副作用が出やすい薬です。
- 下痢・便秘
- 胃の痛み
- おなかの張り
- 嘔吐を伴う激しい腹痛
- 発汗、ふらつきなど(低血糖症状)
など
これらの副作用は、とくに投与初期に起こりやすい傾向があります。気になる症状、苦痛を伴う症状が現れた方は、すぐに当院までご相談ください。
※ 現在服用中の薬がある方は、お薬手帳やお薬の情報がわかるものを持参してご来院ください。
治療費について
料金一覧
リベルサス 3mg | 9,800円/30日分 |
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リベルサス 7mg | 19,000円/30日分 |
リベルサス 14mg | 32,000円/30日分 |
オゼンピック2mg(自己注射薬) | 25,000円/1本 |